ギター用語

ダフネブルー − 1958年型キャデラックが由来のカラー

ダフネブルーとは

ダフネブルー(Daphne-Blue)は、ギターやベースの塗装に用いられる、水色の名称。Fenderのストラトキャスターが広く知られているが、他のモデルや他のメーカーでも使われている。16進数のカラーコードは『#98c6c3』。

ソニックブルーと比較すると、ダフネブルーの方がやや濃い色味となっている。

こちらがダフネブルー

こちらがソニックブルー。やや白みがかった水色。

1960年から存在するFenderのカスタムカラーチャートにはすでに掲載されていたという、歴史あるカラーの一つ。当時は5%の追加料金でオーダー可能となっていた。
※初めて公式にカラーチャートが発表されたのは1961年7月

1965年のカラーチャートでは注文の少ないカラーが廃止されることとなり、ブルー系ではダフネブルーの代わりにブルーアイス・メタリックが追加された。

下記は1961年のカラーチャート

現在のカラーチャートでは「04」で掲載されている。

1965年製のFender Mustang Daphne Blue。

ダフネブルーの由来

当時のFenderではデュポン社の車用塗料を使用していたことが知られているが、このダフネブルーは1958年型のキャデラックのボディカラーが元になっている。

こちらは1958年当時のキャラデラックのカラーシート。「Daphne Blue」という名称もキャデラックのカラー名だったようだ。

ダフネブルーのギター

Fender MIJ Traditional ’70s Stratocaster
Fender MIJ Traditional '70s Stratocaster

Fender MIJ Traditional ’60s Telecaster

Fender MIJ Traditional '60s Telecaster

ギターやベース以外にも、Fender公式の様々なアイテムでダフネブルーのカラーリングの製品が発売されている。

ウクレレ

カポ
Kyser Fender Classic Color Quick-Change Electric Guitar Capo

シールドケーブル

ピック

ABOUT ME
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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