ギター用語

フィエスタレッド − スペインの祝祭をイメージした赤色

フィエスタレッドとは

フィエスタレッド(Fiesta-Red)は、ギターやベースの塗装に用いられる赤色の名称。Fenderストラトキャスターの定番カラーの一つでもある。個体によって発色に差があり、真っ赤なものからピンクっぽく見えるものまでさまざま。

現在のFenderカラーチャートでは「40」で掲載されている。

他の赤系カラーと比較すると、ピンクに近い薄めの赤であることがわかる。

Fender赤系カラー

フィエスタレッドのストラトキャスターというと、ゲイリー・ムーアを思い浮かべる方も多いのでは。

日本人ギタリストなら、Fenderから発売された鈴木茂シグネイチャーモデルがフィエスタレッド。

フィエスタレッドの由来

1960年代頃のFenderカラーの多くは当時の自動車の塗料が使われていたことは知られているが、このフィエスタレッドもまたデュポン社(Dupont)の車用塗料が使われている。フィエスタレッドは、1956年フォード社のサンダーバード(通称:T-Bird)やフェアレーン(Fairlane)という車種で使われ始めたからーカラー。デュポン社のカラーコードは『2219H』となっている。

こちらがサンダーバード

こちらがフェアレーン

ちなみにフォード社には「Fiesta(フィエスタ)」という名前の車種が存在するが、こちらは1976年に発売されたものなのでフィエスタレッドの名称とは関係ない。

Fenderでは1960年から、追加料金を支払うことでオーダー可能となる「カスタムカラーチャート」に掲載されていた歴史あるカラー。初めて公式に発表された1961年のカラーチャートにも「FIESTA RED」として掲載されている。

「フィエスタレッド」という名称については、デュポン社の名称をそのままFenderでも使用しているため、その由来については定かではないが、「フィエスタ(Fiesta)」は、スペイン語で「祝祭」「休日」「お祭り」と言った意味を持つ。スペインのお祭りと言えば、トマト祭りや火祭り、あるいは闘牛赤など、情熱的な赤をイメージしたのが「フィエスタ・レッド」なのかもしれない。

日本では「フィエスタレッド」と呼ぶ場合もあれば、「フェスタレッド」と呼ぶ人もいる。スペイン語表記では「fiesta(フィエスタ)」だが、英語やイタリア語表記だと「festa(フェスタ)」となる。Fenderの日本公式サイトでは「フィエスタレッド」と表記されている。

フィエスタレッドのギター/ベース

Fender Made in Japan Traditional 60s Stratocaster

MadeInJapan60sSt

Fender Vintera ’70s Telecaster

Vintera70sTl

Fender Made in Japan Traditional 60s Jazz Bass

フィエスタレッドのFender公式アイテム

定番カラーなので、チューナー、ピック、シールド等Fender公式グッズも発売されている。

Fender Original Series Instrument Cable, Fiesta Red

Fender Original Tuner, Fiesta Red

FENDER ピック Dura-Tone

ABOUT ME
執筆者:タケ
ギターコンシェルジュ運営者。
愛機:Stilblu #100、Black Cloud Aging Label #022、Gibson Les Paul Custom 
日々、ギターのお勉強中。