ギター用語

ロックピン ‐ ストラップの落下防止パーツ

ロックピン

ロックピン(ギター)とは?

「ロックピン」は、ストラップの落下防止のために取り付けるパーツの総称。多くのメーカーから、様々な形状のロックピンが発売されており、商品によっては着脱が簡単になるというメリットもある。

代表的なロックピン

ロックピンは多くのメーカーから発売されているが、いくつかのタイプがある。

シャーラー「セキュリティーロック」

数あるロックピンの中でも広く使われているのがSchaller(シャーラー)社製のロックピン。「シャーラータイプ」と言われるほど定番の形状で、同様のスタイルの商品が各社から発売されている。

ツマミを引っ張ってストラップ側の突起を出し入れすることで、ロックを開閉し着脱を行う。

こちらは2018年に新登場した『S-Locks』。改良によって使用中に「カチャカチャ」と音が出にくくなっている。「S」は「シャーラー・サイレント・セキュリティ・セクシー・ストラップ」の略だそうな。

Schaller S-Locks

ジムダンロップ「SLS」

ギター関連グッズを数多く扱うジムダンロップ社のロックピン「SLS」シリーズ。

ストラップ側の軸をピンに挿入し、ボタンを押して軸の突起を出し入れすることでロックの開閉を行うタイプ。

ダダリオ「ストラップロック」

ダダリオのストラップロックはギター側に加工が必要なく、「Dual Lock」の名の通り、シールドのホルダー機能も備えて、一石二鳥の機能性を持つ。しかも安い。

5円玉ロック

究極のコスパを求めるなら、「5円玉」を使ったロックという方法も存在する。一旦ピンを取り外した後にストラップ、5円玉、ピンの順に取り付ければ出来上がり。10倍のお値段の「50円玉ロック」も可能。

ロックピンのメリット・デメリット

ロックピンを取り付けることで大きなメリットもあるが、デメリットも存在する。製品によってはそのデメリットを解消したモデルも。

  • ギターの落下を防止でき、派手なステージングでも安心。(絶対に落ちないわけではないので、ネジの緩みなどには注意が必要)
  • 着脱がワンタッチで簡単にできる。
  • ギター側のネジ穴を加工することになる。(不要な製品も)
  • 金属のパーツが、着脱の際にギターに傷を付けてしまう可能性がある。
  • ロックピンの付いたストラップは、付けていないギターや他のタイプのロックピンに流用できない。
ABOUT ME
執筆者:タケ
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

ギター歴23年。

愛機:Gibson Les Paul Custom、Black Cloud Aging Label #022、Stilblu #100、Legator Ninja N7FX

日々、ギターのお勉強中。