ギター用語

オープンポア ‐ 導管を埋めず杢目を強調した塗装

オープンポア

オープンポアとは

オープンポアは、導管の目止めを行わずに仕上げた塗装のこと。杢目がより強調され、表面の凹凸もそのまま残る、木材の質感を感じやすい仕上げ方法。

「ポア(pore)」は、「導管」のことで、「オープン塗装」「目はじき塗装」等とも呼ばれる。完全に目止めをして平滑に仕上げる塗装を「クローズポア」、中間の塗装を「セミオープンポア」と呼ぶ。

SAITO GUITARSでは、アッシュボディのギターは標準でオープンポア仕上げが採用されている。

導管とは

「導管」は、植物が根から吸い上げた水分や養分を全体へと運ぶ管のこと。木材によって導管の太さには違いがあり、ギターによく使われる木材ではアッシュやマホガニーが特に導管が太い。

導管のある部分は、それ以外の部分と比べて凹んでいるため、ギターの表面を滑らかにするためには「ウッドフィーラー」や「との粉」と呼ばれるパテのようなもので導管を埋める下地処理(目止め)を行うことになる。

参考:フリーダムカスタムリサーチのウェブマガジン「Vol.8 名脇役! “ウッド・フィラー” ~目止め編~」

オープンポアの特徴・メリット

  • 木の質感を感じられる手触り
  • 塗膜が薄く、ナチュラルな鳴り
  • 塗料が少ない分軽くなる

オープンポアの最大の特徴は、杢目がより目立つ見た目になることと、凹凸が残り、木の質感をそのまま感じられる手触りになるという点。しかし、見た目や手触りだけでなく塗膜が非常に薄く仕上がることから、木材本来のナチュラルなサウンドを得られるというメリットもある。また、わずかながら塗料が少ないため、その分軽くなる。

ABOUT ME
執筆者:タケ
ギターコンシェルジュ運営者。愛機:Stilblu #100、Black Cloud Aging Label #022、Gibson Les Paul Custom日々、ギターのお勉強中。