ギター用語

セン(栓の木) − ジャパニーズ・アッシュとも呼ばれる木材

センとは

セン(栓の木)とは

セン(栓)は、ギターやベースのボディ材として用いられる木材。「セン」は木材としての名称で、木としては「ハリギリ」と呼ばれる。日本各地に自生している他、朝鮮半島や中国でも見られる。近年のギター製作では、あまり使われていない。

日本で採れる木材であることと、アッシュに見た目が似ていることから「ジャパニーズ・アッシュ」と呼ばれることも多い。ただし、センはウコギ科ハリギリ属、アッシュはモクセイ科トネリコ属なので、全く別の木である。

センの特徴

  • アッシュによく似たルックス
  • 「鬼栓」と「糠栓」の2種類がある
  • 国産で成長が早く、安価

アッシュによく似たルックス

センは、芯材辺材共に白から灰色に近い色をしており、ハッキリとした美しい木目を持つことから、見た目はアッシュによく似ている。そのことから「ジャパニーズ・アッシュ」と呼ばれており、サウンド面でもアッシュに近いと言われている。ただし、アッシュと比較して強度や耐久性では劣るとされている。

「鬼栓」と「糠栓」の2種類がある

センには「鬼栓(オニセン)」と「糠栓(ヌカセン)」と呼ばれる2種類が存在している。

鬼栓は硬く重たいのが特徴。アッシュに近いサウンドを持つと言われているが、ホワイトアッシュと比較すると強度が弱く、その分ミドルが強調されるスワンプアッシュに近いサウンドと言われている。

一方の糠栓は鬼栓と比べると軽く軟らかい。強度は下がるものの、こちらの方が加工がしやすく、狂いも少ないとされている。こちらは、サウンド的にはアルダーに近いと言われる。

国産で成長が早く、安価

日本各地で自生しているセンは、特に北海道で多く採られる。国産の木材で、かつ成長も早いことから安価で入手が可能となっており、そのため70年代〜80年代頃のGrecoやTokaiといった「ジャパンヴィンテージ」と呼ばれる国産ギターによく使用されていた。当時のカタログでは「アッシュ」と書かれていたことも多かったという。

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センを使ったギター、ベース

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執筆者:タケ
ギターコンシェルジュ運営者。
愛機:Stilblu #100、Black Cloud Aging Label #022、Gibson Les Paul Custom 
日々、ギターのお勉強中。