ギター用語

スラブボード ‐ 分厚いローズウッド指板のこと

スラブボード

スラブボードとは

スラブボード」「スラブ指板」あるいは「スラブ貼り」は、ローズウッド指板とネックとのラミネイト方式の一つ。指板とネックの接着面が平面になっているもののこと。これに対して接着面が平行してカーブしているものを「ラウンドボード」と呼ぶ。

左の画像がスラブボード(スラブ貼り)、右の画像がラウンドボード

ビンテージギターのスラブボードの場合、指板がトラスロッド部分にまでかかっているのも特徴の一つ。ただし、スラブ(slab)は英語で、「(四角く幅の広い)厚板」を意味する。その名の通り、指板のローズウッドが分厚いのが由来であり、トラスロッドにまで指板がかかっていない場合でも「スラブボード」と呼ばれる。

ストラトキャスターのスラブボードとラウンドボード

Fender社で、1959から1962年までというわずかな期間のみ生産されたのがこの「スラブボード」仕様のストラトキャスター。1962年の中頃にラウンドボードへと仕様が変更された。

スラブボードからラウンドボードへの仕様変更の理由については諸説あるが、ローズウッドとメイプルという異なる木材を張り合わせていることで、収縮率の違いによって狂いが生じやすくなってしまうことや、当時は弦が太くテンションが強かったためネックが反りやすかったこと等が要因ではないかと言われている。ラウンドボードにすることで、変形を防ぐことができ、接地面積が増えることで剛性を高めることもできる。

また、ラウンドボードでは指板はトラスロッドにはかかっておらず、加工がしやすいため生産性の面でもメリットがあった。

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執筆者:タケ
ギターコンシェルジュ運営者。日々、ギターのお勉強中。