ギター雑学

Reverbでの購入の流れを画像付きで解説、買ってみた体験談

Reverbでの購入の流れを画像付きで解説、買ってみた体験談

楽器や音響機材のオンラインマーケットプレイス『Reverb(リバーブ)』で実際に商品を購入し、その流れを画像付きで解説します。今回購入したのはエフェクター、King ToneのThe Duellist。結果から言うと、特に困ったこともなくスムーズに購入できましたし、海外のショップとやり取りする必要もなかったので、意外と簡単でした。

Reverbで購入するための準備

Reverbで購入するにあたり、先に住所と支払い方法を登録しておきます。住所と支払い方法は購入時に入力できますが、先に登録しておくと楽に購入手続きができます。

購入時の住所入力フォームが少しわかりづらいので、プロフィールの画面から登録しておくほうが楽です。住所は英語で入力する必要があるので少し面倒ですが、そこさえできれば後の購入手続きはそんなに難しくありません。住所入力以外は国内のショッピングサイトを利用するのとほとんど変わらない印象です。

住所の登録方法

まず、PCでの登録方法を解説します。

画面右上の「メニュー」から「プロフィール」を開く

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverbのプロフィールを開く手順

「住所」のタブから「新しい住所を追加」を開く

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverbの住所登録画面

住所入力の方法は、USJの住所と架空のマンション名を例に解説します。住所入力フォームに入力例が表示されないのでわかりづらいですが、こんな順番で入力します。

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverbでの住所入力例

Reverbのアプリだとフォームに入力例が表示されるのでわかりやすいです。

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverbのアプリの住所入力画面

日本の住所を英語に変換するサイトがいくつかあるので、それを使って変換すると楽です。
JuDress | 住所→Address変換

日本の住所を英語に変換する際は記載順がすべて逆になります。マンション住まいの場合は、マンション名から記載します。

日本の住所を英語表記に変換

住所はそのままローマ字読みに変換すればOKです。市区町村もそのままローマ字読みで変換。郵便番号に「〒」は不要です。基本的に、「配達員の方がわかるように書く」と考えるといいでしょう。

■変換例:
●●市→●●-Shi
●●区→●●-Ku
●●郡→●●-Gun
●●町→●●-Chou

マンション名もローマ字読みで変換すればOKです。
部屋番号が555号室だったら、番号のナンバーサインの「#」を付けて「#555」といった形にします。

■マンション名と部屋番号の変換例
サクラトピア555号室 → Sakuratopia #555

電話番号は市外局番の最初の0を消して「+81」を加える形に変換します。

■固定電話の変換例:
072-000-000 → +81 72-000-0000
■携帯電話の変換例:
090-0000-0000 → +81 90-0000-0000

クレジットカードの登録方法

クレジットカードも「プロフィール」画面から登録できます。ヘルプに詳しく書かれていないですが、国内のクレジットカードも登録できるようです。今回はVISAカードで購入しました。

クレジットカード情報の入力の際に、住所入力も求められます。ここも英語で入力しておきます。

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverbのクレジットカード入力画面

Reverbで買い物してみた

さて、これでReverbで商品を購入する準備が整いました。というわけで、レッツショッピング。

今回、購入したのはKingToneのThe Duellist 2022バージョン。国内でなかなか手に入らないのでReverbで購入しました。

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverbの商品購入画面

支払い方法は「クレジットカード(デビットカード)」か「Paypal」。今回はクレジットカードで購入します。金額を確認したら「チェックアウト」に進みます。この時点ではまだ決済確定ではないのでご安心を。

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverb商品購入画面

プロフィールで入力しておいた住所とクレジットカード情報が出てくるので、最終確認をして注文します。

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverbの商品購入画面

はい、これで購入の手順は終わりです。
※先3枚の注文手順の画像は購入後に撮ったスクショなので、下記の購入時の価格と少し違っています。

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverbの商品購入確認画面

関税はかかる?かからない?

注意したいのは、税金類はReverbでの注文金額には含まれない点。Reverbの表示金額別途計算しておく必要があります。ここではReverbを通した個人輸入にかかる税金について解説します。

Reverbのヘルプでは、税金について以下のように書かれています。

輸入料金はかかりますか?

お客様の住所が、出品者の取引圏とされる国境の外にある場合(例:商品を米国からEUに輸入する)、関税やその他の税金を納めていただくことになります。税金類はReverbでの注文には含まれませんので、税関にてまたは商品をお受け取りになる際に、輸送業者から納税請求書が発行されます。

引用:海外からの購入についてのガイド – Reverb

基本的に、海外のショップから商品を購入・輸入した場合、自分が住んでいる国の関税や税金がかかります。消費税も輸入元の国ではなく、自国の法律に基づいて計算されるということです。

まず関税について。楽器類(楽器やオーディオ機材)は関税はかからないとのことです。楽器だけでなく、機材も関税はかからないのか?という点ですが、今回注文したエフェクターに関税の料金は発生しませんでした。

次に消費税について。個人輸入の場合、商品代金の60%に対して消費税がかかるとのことです。ただし、合計課税価格が10,000円以下(郵送料除く)の場合は免税(消費税が免除)されます。個人輸入の場合は、商品代金の60%課税の特例により、商品代金16,666円まで免税となります。

参考:
関税・消費税・諸税について(輸入時に課税されるもの)
個人輸入の関税は16666円以下はかからない?

今回、私が購入した商品は約50,000円だったので、課税の対象となります。ただ、商品到着時に課税の通知書は添付されておらず、別途送付されてきてもいません。調べたところ、課税のチェックがスルーされて消費税が徴収されない場合もあるようです。遅れて通知書が届くかもしれないので、届き次第、追記したいと思います。

参考:
ebayやReverb.comを利用する際の注意点まとめ【楽器や機材の海外輸入】

商品が届くまでの流れ

今回はイタリアのギターショップから購入をしました。初めてのReverbショッピングで少しの不安はありましたが、評価が高いショップだったので大丈夫かなと。

特にショップとの個別のやり取りはなく、発送情報だけ確認して商品を待ちました。
(イタリアのショップなのでイタリア語でメッセージ来たらどう返信しようかと考えていましたが、結果的にショップとのやり取りはなしで受け取りまで完了しました)

輸送状況などは「メニュー」にある「購入履歴」から確認できます。発送ステータス(下記画面だと「輸送中」と表示されている部分)をクリックすると具体的な輸送状況が表示されます。

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverbの購入履歴の画面

今回はFedExでの発送だったので、FedExの追跡レポートのURLが発行されていました。

音楽機器オンラインマーケットプレイス・Reverbの購入履歴画面

こんな感じでざっくりとした輸送状況が確認できます。

FedExの荷物追跡画面

「Travel History」のタブを開くと配送状況の詳細が確認できます。

FedExの荷物追跡レポートの画面

到着予定日から遅れているとの表示。予定日から3日遅れで到着しました。無事届いたので無問題。

FedExの荷物追跡レポートの画面

荷物を受け取ったのでステータスが配送完了に変わりました。これで販売元のショップにも無事配送が完了したことが伝わっているでしょう。

FedExの荷物追跡レポートの画面

荷物はきれいな状態で届きました。

エフェクターThe Duellist

中身も無事(エフェクターなのでそうそう破損することないでしょうけど)。ちゃんと音も出ました。

エフェクターThe Duellist

Reverbでの購入は意外と簡単

遠く離れたイタリアのギターショップからエフェクターを購入するという体験は、ちょっとワクワクしました。「おめえ、海を渡ってきたんだな」と、感慨深いものがあります。

今回はエフェクターだったので破損の心配はあまりしていなかったのですが、ギターの場合はどうでしょう。どういった梱包で送られてくるのか、どういったセッティングで届くのかなど、気になるところです。試奏なしでギターを購入するのはかなり冒険ですが、気に入った個体があれば購入を考えてみたいと思います。

ABOUT ME
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
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