ギター用語

バインディングとは ‐ ボディやヘッド、ネックを縁取る装飾のこと

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バインディングとは

「バインディング(binding)」は、ギターの木材部分の縁取り装飾のこと。ボディやネック、ヘッドの外側に施すことで引き締まったデザインになる他、衝撃からギターを保護するという役割もある。バインディングを施したボディを「バウンドボディ」と呼ぶことも。

Gibsonのレスポール・カスタムの場合、ボディトップ、ボディバック、ネック、ヘッドの各部にバインディングが施されている。


バインディングの素材

セルロイド、セルバインディング

最もスタンダードなバインディング材と言えるのがセルロイド。経年変化で黄ばむことで味が出る。

木材、ウッドバインディング

ナチュラルな印象を強くする木材によるウッドバインディング。指板部分に用いられることも多い。

貝(アバロン貝)

ゴージャスな雰囲気を醸し出す、貝殻を用いたバインディング。

バインディングの工程

  • 溝を掘る
    バインディングを取り付ける部分の木材を、トリマー等を使い、バインディング材の幅と厚みに合わせて削る。
  • バインディング材を貼る
    できた溝に、バインディング材を添わせた状態で固定しクセを付け、その後接着剤を用いてバインディング材を貼り付ける。

パーフリングとの違い

バインディングと同列にされることも多い「パーフリング(purfling)」は、バインディングの内側に装飾部分を指す。

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執筆者:タケ
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

ギター歴23年。

愛機:Gibson Les Paul Custom、Black Cloud Aging Label #022、Stilblu #100、Legator Ninja N7FX

日々、ギターのお勉強中。