ギター用語

ハイエンドギターとは ‐ 高価格帯のギター、あるいはそのメーカーやブランドのこと

ハイエンドギターとは

ハイエンドギターは、一般的に高価格帯のギターを指す言葉。高価格帯のギターを主に扱っているメーカーやブランドに対して使われる場合もある。

ハイエンドギターはいくらから?

「ハイエンド(high end)」は、そのジャンルの中で最上級であることを指す言葉であり、主に価格において上位である場合に用いられる言葉となっている。エレキギターの場合、どこからが「高価格」と呼ぶかは時と場合によるため明確な定義はないが、「30万円以上」が「ハイエンドギター」と呼ばれることが多いようだ。

「ハイエンド」には「高性能」という意味もある。ギターにおける「高性能」が何を指すのか、どこからが高性能なのかは人によるため、性能でハイエンドかそうでないかを区別するのは非常に難しい。

サウンドや機能の向上を追求し、希少な木材や高級なパーツ、手間暇かけた製造工程を用いるなど「高性能」を目指した結果として高額となったギターが「ハイエンドギター」と呼ばれているとも言える。

ハイエンドギターメーカー・ブランドとは

価格の高いギターそのものを指して「ハイエンドギター」と呼ぶほか、高価格帯のギターを中心に扱っているメーカーやブランドを指して「ハイエンドギターメーカー」「ハイエンドギターブランド」と呼ぶ場合もある。

代表的なハイエンドギターブランドと言えば、海外ではSuhr、Tom Anderson、James Tyler等、国産ならSugi、Freedom Custom Guitar Research、T’sギター等、挙げ続ければキリがないほど存在している。

様々な価格帯を扱うメーカーの場合どうなのか?

例えばFenderの場合。一口に「Fender」とは言ってもFender USA、Fender Mexico、Fender Japan、さらにはSquier by Fenderといったブランドがあることから、「Fender」=「ハイエンドギターブランド」かと言われると違和感があるかもしれない。

最も高価格となるFender USAの中にも様々なグレードがあり10万円台のものから100万円を超えるものも存在している。30万円を基準とするなら、Fender USAも全てが「ハイエンド」とは言えないことになる。

コンポーネントギターとの違い

「コンポーネントギター」という言葉も「ハイエンドギター」と同時に使われることが多いが、「コンポーネント」は「部品を集めて作られたもの」という意味であり、高価格とは限らないため、厳密には別の意味ということになる。詳しくは当該記事にて。

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執筆者:タケ
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ギター歴23年。

愛機:Gibson Les Paul Custom、Black Cloud Aging Label #022、Stilblu #100、Legator Ninja N7FX

日々、ギターのお勉強中。