ギター用語

ポリエステル塗装とは ‐ 厚い塗膜を形成できる、安価な塗装方法

ポリエステル塗装とは

ポリエステル塗装は、塗装方法の種類の一つ。塗料としての正式な名称は「不飽和ポリエステル樹脂塗料」。通称は「ポリ塗装」。比較的安価なギター・ベースで用いられている。

ポリエステル塗装の特徴(ポリウレタンとの違い)

「ポリ塗装」と呼ばれるものには「ポリウレタン塗装」と「ポリエステル塗装」とがある。この二種類は性質が似ているため「ポリ系」としてまとめて言われることが多いが、微妙に異なる特徴を持つ。

ポリエステル塗装のメリット

  • ポリエステルもポリウレタンも、2つの液を混ぜた反応による硬化で塗膜を形成する。比較するとポリエステルの方が硬化が速いため、塗膜を厚く塗り重ねる工程が容易になる。手間と時間が節約できるため、大量生産に向いており、コストも低くなり廉価版のギターに用いられやすい。
  • 厚く、硬い塗膜を形成することができるため、傷が付きにくい。

ポリエステル塗装のデメリット

  • 厚く硬い塗膜は、鳴りを阻害してしまう可能性があるため、楽器に向いた塗装とは言い難い。
  • 傷には強い塗膜だが、衝撃には弱く割れやすい。

ポリウレタン塗装については↓

ポリウレタン塗装
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執筆者:タケ
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ギター歴23年。

愛機:Gibson Les Paul Custom、Black Cloud Aging Label #022、Stilblu #100、Legator Ninja N7FX

日々、ギターのお勉強中。