ギタークラフト

ペグの取り付け:ギタークラフト学校日誌(37)

今日の講義は、弦の張り方と、チューニング、オクターブチューニングの仕方について。人によって弦の押さえ方や押さえる力によってピッチが変わってくるので、基本的には弾く本人がオクターブチューニングをしたほうがよいそうです。セットアップで人のギターをオクターブチューニングをする場合は、その人に合った調整が必要なので、その人のクセを把握したり見抜いたりといった観察眼も必要になります。オクターブチューニングひとつとっても奥深いですね。

今日はペグの取り付けの続きから。

ペグをビスで取り付けるためのビス穴を開けます。ハンドドリルに2パイのビットを取り付けます。ビス穴は8mmにしたいので、ビットの先端から8mmのところにマスキングテープを貼りつけ、目印にします。

ビスが穴にスムーズに入るように、ビスの先端にロウを塗っておきます。ロウソクにビスをグリグリとおしつけてロウを付けます。ロウをつけるのはほんの少しでOK。

ペグを平行に取り付けるのは意外と難しいです。やり直しがきかないので、平行になっているか確認しながら取り付け。綺麗にできたのではないでしょうか。1弦のペグがわずかに傾いている気がしますが、これくらいなら修正できる範囲内でしょう。

時間が余ったので、ナットの角を丸めていきます。使用する道具は平ヤスリ(小)と#320のサンドペーパー。

ナットが白いのでわかりにくいですが、両端とヘッドストック側の角を丸めました。ナットは弦を張ったときにまた調整するので、ここではだいたいの処理でOK。

今日はここまで。明日は配線をやります。1作目は6月中には完成する予定。たぶん、来週には組み込みまで終わって、だいたい出来上がっていると思います。

ABOUT ME
稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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