ギタークラフト

指板のマスキング剥がし:ギタークラフト学校日誌(120)

昨日に、つや消し塗装をしました。
いい感じのつや消しに仕上がっています。

塗装が終わったので、指板の保護のために貼っていたマスキングを剥がしていきます。
マスキングの表面に塗料が乗っていてこのままでは剥がせないので、スクレイパーで塗料を削ります。
削るのは表面の塗料だけで、指板やバインディングまで削らないように気をつけて削っていきます。

指板エンド付近は着色やトップコートで塗料が分厚くなっています。
後々マスキングを剥がすことを考えると、できるだけ指板に塗料が乗らないように吹くほうがいいですね。

ヘッド側からも剥がしていきます。

マスキングが綺麗に剥がれていくと気持ちいい。

ハイポジ付近は塗料が分厚くなっていてフレットあたりで千切れてしまう。

ひとまず半分。

全部きれいに剥がせた。

マスキングを剥がせたら、指板の角に乗っている塗料をスクレイパーで削って平らにしていきます。
よーく見ると指板エッジに塗料が残っているのがわかります。

この部分です。
バインディングまで削らないように気をつけながら削っていきます。

スクレイパーで削った後の写真です。
指板エッジの塗料が取れて平らになったのがお分かりいただけただろうか。

綺麗に削れました。

最後にフレットの角に残った塗料をデザインナイフで切り落とします。
フレットの根本にデザインナイフを当てて切ると、ポロッと取れてくれます。
指板サイドに乗った塗装まで剥がれてしまわないように切っていきます。

トラスロッドに巻いたマスキングも剥がします。

マスキングを剥がし終えたのでロッド調整をします。

今日はここまで。
明日は指板のすり合わせをします。

ABOUT ME
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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