ギタークラフト

凹みの修復、ネックポケットのマスキング、ヤスリがけ:ギタークラフト学校日誌(15)

今日はサンバースト塗装のやり方の講義と、諸々の実習。

トップ面をヤスリがけする前に、凹みを修復します。写真ではわかりにくいですが、明らかに凹んでいます。ただ、これくらいの凹みであればパテは不要です。熱を加えて木材を膨らませれば修復できます。

凹んでいる部分に濡らしたタオルを当て、その上から半田コテで熱を加えます。数十秒で材が膨らみ、凹みが消えます。凹んでいる部分だけでなく、その周りにも少し熱を加えて膨らませると自然な仕上がりになります。

作業の順番が前後しますが、塗装の準備のためにネックポケットにマスキングをします。

ボディのトップ側に0.5mmほど余白を残して、ネックポケット全面をマスキングしていきます。マスキングテープではみ出た部分をデザインナイフで綺麗に切り取れば完成。0.5mmの余白を残しながらマスキングテープを切るのは、なかなか難しかったです。

次はヤスリがけ。

#150のサンドペーパーで磨き終えたので、次はより目の細かい#320で磨いていきます。

写真の右上に写っているのが#320のサンドペーパーです。写真のボディ右側は#320で磨いた部分。左側はまだ磨いていないので#150のまま。#150で磨いたままのほうは白っぽくなっていますが、#320で磨いたほうは木目の色になっています。手触りもスベスベで、明らかに質感が違います。これをボディ全面にやっていきます。

今日はここまで。明日は#320のサンドペーパーでのヤスリがけの続きから。ヤスリがけは思ったより大変ですが、ボディが仕上がっていく実感があるので、やりがいがあります。

ABOUT ME
稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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