ギタークラフト

ヘッド加工、ボリュート加工、ネックグリップ加工:ギタークラフト学校日誌(66)

今日も講義はなし、実習のみ。

昨日にバンドソーでヘッドの形を粗加工したので、#150のサンドペーパーで形を整えていきます。

ヘッド外周に凸凹がないように整えました。ストラトのヘッドが元になってますが、微妙に変えてオリジナルの形にしています。ま、ほぼストラトですが。

次はボリュートを罫書きしていきます。片連ヘッドですが、角度付きなのでボリュートが必要です。1Fと2Fの間ぐらいからボリュートの曲線が始まるように罫書きます。後で削りながら整形するので、だいたいで。

ボリュートの罫書きができたら、バンドソーで粗加工します。加工時にできた段差を丸ノミと#150のサンドペーパーでなくします。

ボリュートの頂点ができたら、ボリュートの形を決めます。ヘッドの外周から自然な曲線に見えるようにします。ストラトタイプのヘッドで段差付きのタイプはあまりないので、近い形状のヘッドを参考にしました。

次はネック材の裏面にセンターラインを罫書き、その両端に10mmの線を書きます。ネックグリップの形状も罫書きます。写真を撮っていないですが、ネック材のサイド面、指板接着面から5mmの位置に罫書きもします。これでネックグリップの粗加工をしていきます。

バンドソーでネック材の両側面を斜めに削っていきます。実は自分でバンドソーを使うのはこれが初めて。軽く力を入れただけでもざっくり削れるので、削りすぎないように注意しながら加工していきます。

こっちは先生が手本として削ってくれたほうです。真っ直ぐきれいに削れていますね。自分でいざやると真っ直ぐ削るのは難しい、、、

今日はここまで。バンドソーでのネック材の加工が途中なので、来週はその続きから。

ABOUT ME
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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