ギタークラフト

バックカット加工&エルボーカット加工:ギタークラフト学校日誌(9)

今日は塗装・塗料についての講義と、バックカット加工&エルボーカット加工の実習でした。ラッカーやポリウレタン、ポリエステルなどの塗料の特徴、塗装の各工程の目的と手順、塗装に使うスプレーガンの各部位を学びました。スプレーガンの部位はテストに出るとのことなので暗記。

学校ではポリエステルは使いませんが、安価なギターやベースの塗装によく使われていますね。ポリエステルは配合比がシビアで、配合を間違えると発火する恐れがあることです。ギターに使われる塗料の種類は知っていますが、塗料ごとの特徴や配合については知らなかったので勉強になりました。

続いて本日の実習。

バックカット加工で削りすぎた箇所を補修します。

完全に凹んでるので、パテで穴埋め。これはパテが乾燥する前の状態。

パテ乾燥後。#150のサンドペーパーでパテ埋めした部分を磨いていくと、色の違いはあるものの穴は埋まりました。

続いてエルボーカット加工。

エルボーカット用の治具を使い、エルボーカットの側面にあたる部分の曲線を罫書きしていきます。

トップ面には15mm間隔で罫書き。この線に沿って豆平鉋で削っていきます。

まだ途中ですが、外側からエルボーカット部分を削っていっています。

鉋身(鉋の刃)の出し具合で削りやすさや削れ具合が変わるので、鉋身の調整の仕方も身に付けないといけません。鉋身は髪の毛1本ほどの幅で調整するので、とてもシビアです。ざっくりですが、粗削りするなら髪の毛2本分くらい鉋の刃先を出し、薄く削りたいときは髪の毛1本分くらい刃先が出るように調整します。

明日はエルボカットの続きと、チゼルの砥ぎ。

ABOUT ME
稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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