ギタークラフト

フレットエッジの加工、ウイング材の準備:ギタークラフト学校日誌(85)

今日は講義はなし、実習のみ。

先週はフレットエッジの加工の途中で終わったので、続きをやります。

平ヤスリの中目でフレットエッジに角度をつけます。
練習用のネックでは角度をつけすぎて失敗したので浅めに。
中目で角度をつけたら、平ヤスリの油目で傷を細かくします。
はい、完了。

次はいよいよボディの加工に取り掛かります。
今回はスルーネックなので、ウイング材を2枚用意し、ネック材にガッチャンコします。

まずはウイング材に製図したボディの形を罫書きします。
カーボン紙を敷いて、雲形定規などでできるだけ正確に写します。

反対側のウイング材にも罫書き。

次はカッタウェイをバンドソーで切って形を作ります。
ウイング材のウエストの部分まで切ってしまうと、このあとウイング材とネック材を接着剤でくっつける作業がしづらくなるので、この段階で切るのはカッタウェイのみです。

右側のカッタウェイの曲線は先生がエコノミーサンダーで整えてくれました。
左側はノミと小刀を使ってカッタウェイのRを作っていきます。

丸呑みを使って削るのですが、手前から奥まで一気に削ると奥側の繊維がめくれてしまうので、少し手前で止めます。

削り残した部分は小刀で削ります。

スコヤで直角に削れているか確認します。
直角、大事。

今日はここまで、明日もウイング材の加工の続きをします。

ABOUT ME
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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