ギタークラフト

ボディ材のバックカット加工②〜ノコで切り込み&叩きノミで削る:ギタークラフト学校日誌(4)

ギターボディ材のバックカット加工、叩きノミで削った状態

昨日の続きで、ボディ材のバックカット加工をしていきました。罫書きをした線に沿ってノコギリで切り込みを入れたのち、ノミで大まかに削っていきます。

昨日の作業内容はこちら。

https://guitarcat.xsrv.jp/guitar-craft-school-diary/body-backcut-1/

ノコギリでの切込みを終えた状態がこちら。加工線(赤い線)までノコで切り込みを入れています。写真では見えないですが、切り込みの内部はできるだけ真っ直ぐになるように切っています。
ギターボディ材のバックカット加工、ノコで切り込み

ボディの側面にも切り込みを入れています。粗加工の段階なので、切る深さはざっくりです。切り込みが足りなくても、後でノミなどで加工すればよいわけですが、切り過ぎると取り返しがつかなくなるので加工線の手前で止めます。
ギターボディ材のバックカット加工、ノコで切り込み

ノコでの切り込みをいれたら、叩きノミで大まかに削っていきます。まだ途中でして、写真の右側部分のみ削れています。右から左にかけて、木目の順目(木材の繊維の方向)に沿って削っていきます。これも加工線を超えないように注意して作業。切り込みがあることでノミの刃先が入りやすくなり、切り込みの溝でノミの刃先が止まるので、削り過ぎを防止してくれます。
ギターボディ材のバックカット加工、叩きノミで削った状態

明日は小刀の刃の砥ぎと、バックカット加工の続きをしていきます。

ABOUT ME
稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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