Dm7(9) / Dm9コードとは
- Dm7(9)(Dマイナーセブンス・ナインス)は、Dm7の四和音に長9度の音を加えたテンションコード(短9度ではなく長9度を足す)
- ルート音のD(レ)から見て長9度はE(ミ)
- Dm9は7度の表記を省略したコードネーム、正確に表記するならDm7(9)となる
- 構成音は「ルート・短3度・完全5度・短7度・長9度 (R・M3・P5・M7・M9)」
※テンションコード：コードトーン以外の9度・11度・13度の音(テンション・ノート)を加えたコード
| コード名 | ルート音 | 短3度 | 完全5度 | 短7度 | – |
|---|---|---|---|---|---|
| Dm7 | D | F | A | C | |
| コード名 | ルート音 | 短3度 | 完全5度 | 短7度 | 長9度 |
| Dm7(9) | D | F | A | C | E |
コードネームの表記
コードネームの表記は「Dm9」「Dm7(9)」「Dmi9」「D-9」など
「m」「-」は「minor」の省略記号で、いずれも「マイナー」と読む
「m7(9)」コードは、「7」の表記を省略した「m9」がよく使われる
「m9」には「7」が省略されているが7度の音を含む
| Dマイナー・セブンス・ナインスの表記の種類 | 読み方 |
|---|---|
| Dm7(9) | Dマイナー・セブンス・ナインス |
| Dm9 | Dマイナー・ナインス |
| Dmi9 | |
| D-9 |
Dm7(9)コードの指板図一覧
Dm7(9)の 指板上の音の配置
ローコードの押さえ方
- ローコード(オープンコード)：開放弦を含む押さえ方
- ハイコード：開放弦を含まない押さえ方
ローコード①
1弦は開放弦
6弦は人差し指の先で軽く触れてミュート
ハイコードの押さえ方
6弦ルート①
■6弦10フレットをルート音とするハイコード
10フレットの1〜6弦を人指し指でセーハ
6弦ルート②
■6弦10フレットをルート音とするハイコード
2〜4弦を人差し指でセーハ
5弦は中指の腹で軽く触れてミュート
6弦ルート③
■6弦10フレットをルート音とするハイコード
1、2弦は人差し指の第二関節あたりで軽く触れてミュート
※完全5度（Gの音)を省略した押さえ方
6弦ルート④
■6弦10フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の腹あたりで軽く触れてミュート
5弦は薬指の腹あたりで軽く触れてミュート
5弦ルート①
■5弦5フレットをルート音とするハイコード
1弦は小指の腹で軽く触れてミュート
6弦は中指の先で軽く触れてミュート
※完全5度（Aの音)を省略した押さえ方
5弦ルート②
■5弦5フレットをルート音とするハイコード
1弦は人差し指の第二関節あたりで軽く触れてミュート
6弦は中指の先で軽く触れてミュート
※完全5度（Aの音)を省略した押さえ方
4弦ルート①
■4弦12フレットをルート音とするハイコード
5弦は中指の先で軽く触れてミュート
6弦は鳴らないように弾く
※完全5度（Aの音)を省略した押さえ方
3弦ルート①(転回形)
■3弦7フレットをルート音とするハイコード
ルート音が3弦にある押さえ方（下記図の薬指の位置）
※完全5度（Aの音)を省略した押さえ方
※Dm7(9)コードの転回形
この押さえ方の最低音は5弦7フレットのEであるが、
ルート音を3弦7フレットのDとする転回形の押さえ方
オンコードのDm7/Eとも呼べる
Dm7(9)コードの構成音
| 音程 | ルート音 | 短3度 | 完全5度 | 短7度 | 長９度 |
|---|---|---|---|---|---|
| 構成音 | D レ | F ファ | A ラ | C ド | E ミ |
| 度数表記の読み方 | |||
|---|---|---|---|
| R P1 | ルート音 完全1度 | – | – |
| M2 | 長2度 | m2 | 短2度 |
| M3 | 長3度 | m3 | 短3度 |
| P4 | 完全4度 | – | – |
| ♯4 | 増4度 | – | – |
| P5 | 完全5度 | – | – |
| ♯5 | 増5度 | ♭5 | 減5度 |
| M6 | 長6度 | m6 | 短6度 |
| M7 | 長7度 | m7 | 短7度 |
| – | – | ♭♭7 | 減7度 |
| P8 | 完全8度 | – | – |
| M9 | 長9度 | – | – |
| ♯9 | 増9度 | ♭9 | 短9度 |
| P11 | 完全11度 | – | – |
| ♯11 | 増11度 | – | – |
| M13 | 長13度 | ♭13 | 短13度 |
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