ギタークラフト

【4作目】トラスロッドの埋め木加工、ペグ穴あけ:ギタークラフト学校日誌(188)

トラスロッドの埋め木の出っ張りを豆平鉋で削り終えたところ

昨日にトラスロッドの埋め木の接着をしたので、今日はその加工とペグ穴あけをします。

↓前回作業

トラスロッドの用の埋め木の厚みを豆平鉋で削っているところ
【4作目】トラスロッド加工、埋め木加工:ギタークラフト学校日誌(187)今日はトラスロッドの加工と埋め木の加工をします。 ↓前回作業 https://guitar-concierge.com/gu...

埋め木の出っ張りを叩きノミ(小)で削っていきます。
叩きノミ(大)だと埋め木以外の部分(指板面)まで削ってしまう恐れがあるので、小さいほうの叩きノミ(小)を使います。
トラスロッドの埋め木の出っ張りを叩きノミで削っているところ

叩きノミ(小)で完全に真っ平らにするのは難しいので、粗加工でOK。
トラスロッドの埋め木の出っ張りを叩きノミで削っているところ

次は豆平鉋で出っ張りを平らにします。
トラスロッドの埋め木の出っ張りを豆平鉋で削っているところ

綺麗に真っ平らになりました。
トラスロッドの埋め木の出っ張りを豆平鉋で削り終えたところ

次はセンターラインを取り直します。
ここで大事なのは、埋め木の中心でセンターラインを取ること。
ネック材の中心ではなく、埋め木の中心をセンターラインとして使います。
ギターネック材のトラスロッドの埋め木の中心でセンターラインを取っているところ

埋め木の中心でセンターラインを取ったとりましたが、左右の罫書きのラインがズレています。
このままでネック材を加工すると全体がズレてしまうので、罫書きし直します。
ギターネック材の埋め木を中心にセンターラインを引いたところ

指板のラインもヘッドの形もペグ穴の位置もすべて罫書きし直しました。
ギターネック材の罫書きをし直し終えたところ

次はペグ穴をあけます。
クルーソンはΦ8.7のビットでペグ穴をあけます。
ギターネック材のヘッドにボール盤でペグ穴を開ける準備をしているところ

ペグ穴があいたよ。
ギターネック材のヘッドにボール盤でペグ穴を開け終えたところ

今日はここまで。
明日はヘッド厚の加工をします。

ABOUT ME
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
運営者情報
関連記事