ギタークラフト

ザグリとか穴あけとか:ギタークラフト学校日誌(97)

今日の講義は3作目の仕様について。
3作目はマホガニーでセットネックのギターを作ります。
2作目が作り終わって時間に余裕があればアーチトップもできます。

実習はコントロールキャビティやスイッチキャビティの仕上げをやっていきます。
コントロールキャビティのビス用の落とし込みを3mmの幅で削ります。
治具用の定規を組み合わせて削る範囲を設定します。

綺麗に削れました。

次はVo/Toポット、ミニSW、ジャックの穴あけをします。
本来はザグリを掘る前に穴あけをしたほうが罫書きとかしやすいのですが、今回は掘り終わった後で開けることに。
Vo/ToポットはΦ8.7、ミニSWはΦ6.5、ジャックはΦ10.2の大きさで穴を開けます。

ボール盤で穴を開けました。
これも特に問題はないですね。

次はレバースイッチを固定するためのビス穴とレバーをトップ面に出すための穴を開けます。
ビス穴の位置はレバースイッチの穴とピッタリと合わせないといけないので、シビアに罫書きと目打ちをします。

下記の写真の前にひとつ工程があって、レバースイッチの差し込み穴はボール盤で粗加工(Φ2)したのち、ノミで削って形を作っています。
下記は仕上げに精密ヤスリで形を整えているところです。

うん、ビス穴もピッタリです。
(先生に目打ち位置を最終調整してもらったので、自力だったらこんなピッタリではなかった、、、)

次はウエストコンターを作っていきます。
続きはまたあした。

ABOUT ME
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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