ギタークラフト

3作目のジョイント加工:ギタークラフト学校日誌(157)

昨日にネック接着をしました。
はい、無事に接着できましたね。

ヒールの段差は後ほどなくします。

ピックアップに掛かっているネックエンド部分は不要なので、ルーターで削ります。
その前に、ボール盤で荒加工。
ルーターで削るのはピックアップザグリの範囲内のみなので、罫書きのラインを超えないように注意。

削る範囲が狭いので細めのビットに変えてザクザク。

ボール盤の荒加工で残った部分は叩きノミでざっくり削っておきます。

荒めの荒加工ができたので、ここからはルーターで削ります。

ここで再びピックアップザグリ用の治具を使用します。
ルーターは2mm内側に掘れるので、ヘッド側のピックアップザグリの縁から2mmの加工線を引き、そのラインに治具を合わせます(2つある線のうちのヘッド側の線)。
スケールを立ててまっすぐに設置できているか確認。

2mmの加工線を引いてセッティングをしましたが、実際に掘ってみないと狙い通りの位置で惚れているかわからないので、少しだけ掘ります。
少しのはずが多めに掘ってしまいましたが、まだピックアップザグリの縁までは余裕があるので大丈夫。
掘れた位置がヘッド側に寄っているので、このまま掘り進めるとピックアップザグリをはみ出してしまいます。
なので、治具をもう少しボディエンド側に寄せて位置を再調整します。

再調整しましたが、まだほんのちょっとだけピックアップザグリをはみ出しそうです。
なので、0.1〜0.2mmくらいボディエンド側に寄せてもう一度掘ってみます。

3回目に掘った跡がわかりづらいですが、ピックアップザグリからはみ出ず、かつ縁にギリギリの位置で掘れているので、これでいけそうです。

ピックアップザグリの内側ほぼぴったりで掘れました。
これがやりたかったがために微調整してました。

指板周りの余分な部分はノミで削ります。
まず指板から数ミリ離した位置で切れ込みを入れます。

今度は横から削っていくのですが、一気に削ると割れてしまうので、薄く削っていきます。
叩きノミの向きにも注意。
刃裏を下にして削ると刃が木材に入りすぎてしまうので、刃裏(平らな面)を上にして削ります。

ある程度削れたら仕上げノミで横方向から削っていきます。

#150のペーパーで平らにします。

いい感じに仕上がりました。

次はヒール周りの段差をなくします。

仕上げノミでゾリゾリ。

エコノミーサンダーの箇所は先生がやってくれました。

#150のペーパーで滑らかに。

今日はここまで。

ABOUT ME
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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