ギタークラフト

指板材の幅出し&ポジションマークの溝掘り:ギタークラフト学校日誌(68)

今日も欠席者が多かったので講義はなし、実習のみ。

ネック材のトップ面落とし込みの続きから。

昨日はヘッド側の落とし込みをしたので、今日はボディエンド側の落とし込みをします。
ネック材の右半分を削ったところです。

わかりづらいですが、トップ面の左右で微妙に高さが違ってしまい、段差ができてしまいました。

#150のサンドペーパーで削って段差をなくします。

次は指板を作っていきます。

まずは指板の幅を削ります。
今回はネックバインディング(厚さ1.5mm)を付けるので、指板幅からバインディングの厚みを引いた位置に罫書きをします。
1Fの指板幅は43mmにするので、バインディング両面で3mmを引いて幅40mmに。
最終F(22F)は57mmにするので、バインディング両面で3mmを引いて幅54mmに。
ローズウッドは罫書きが見えにくいので、罫書きした線に沿ってマスキングテープを貼っておきます。

豆平鉋で罫書きした指板の幅まで削っていきます。
真っ直ぐに削れているかスケールでチェック&スコヤで指板材の背面と側面が直角になっているかチェック。

罫書きの0.2mm手前くらいで削るのを止め、あとはエコノミーサンダーで整えます。
指板の形ができあがりました。

次はポジションマーク(ブロックインレイ)を埋め込むための溝をトリマーで掘っていきます。
治具をセッティングし、トリマーで深さ1.8mmまで掘ります。
インレイの厚みが2mmなので、それを超えないように注意しながら。

綺麗に掘れたね。いい溝じゃん。ここにインレイを埋め込むんじゃん。

今日はここまで。明日はインレイの溝掘りの続きから。えっさほいさ。

ABOUT ME
執筆者:稲垣 健太(ケンタトニック)
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

音楽関係の仕事の経験、ギター製作の経験、音楽教室に通った実体験をもとに、音楽に役立つ情報を発信。

■音楽歴
中学2年生の時にギターを始める
高校1年生の時にドラムを始める
大学で軽音楽部に所属し、ボーカル、ギター、ベース、ドラムを演奏
39歳からボイトレに通い始める
42歳でギタークラフトを始める
└2023年4月にギタークラフトの専門学校・ESPギタークラフトアカデミー大阪校(GCA)に入学
└ギター製作やリペアの専門技術・専門知識を習得中

■音楽関連の仕事歴
[2006〜2009年]
大手CD・レコード販売店でロック、ジャズの仕入・販売を担当。
[2011年〜]
フリーランスのWebライター・Webディレクターとして開業。
大手音楽教室からの委託でボイトレサイトの運営、ボイトレ記事の執筆・編集に携わる。

■音楽教室の通い歴
[1995〜2000年まで]
某大手ギター教室に通う
[1997〜2002年まで]
某大手ドラム教室に通う
[2020年〜現在]
某大手音楽教室のボイトレ・話し方コースに通い中
ESPギタークラフトアカデミーにて月3回プロギタリストによる演奏授業を受講

■愛機
Stilblu #036 / #039 /#099
g'7 special(g7-TLT Type 2S)
Nashguitars S-57
Tom Anderson(Drop Top Classic -Deep Tobacco Fade)
TMG Gatton Thinline
Fender Custom Shop 1956 Stratocaster NOS
Gibson USA Exclusive Model / Les Paul Standard 60s Honey Lemon Burst

所有ギター一覧

■製作したギター
ギタークラフトアカデミー第1作目:
ポリゴンライン
ギタークラフトアカデミー第2作目:
Stand-Alone
ギタークラフトアカデミー第3作目:
Thin-Marauder


■好きなバンド
U2、Sigur Ros、THE 1975、Mr.Children、the band apart、くるり、SIAM SHADE、VAN HALEN

■ブログ
ギタークラフト製作日記
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