ギター用語

フレック − 木材の表面に入った筋や模様の一種

フレックとは

フレックは、木材の表面に入った筋や模様のこと。ギター界隈では主にレスポールのトップ材であるメイプルに入った、濃い筋状の模様について語られることが多い。「fleck」は英語で「斑点」や「しみ」「そばかす」を意味する。

木目や杢目と同様に自然と入るもので、木材が持つ個性の一つとなる。その形や位置などは見た目の印象を大きく左右することになるが、フレックが多く入っているのがカッコいいと感じる人もいれば、フレックが入っていない方が美しいと感じる人もいて、どちらが良いかは好みの問題。

フレックが入る理由

フレックは、樹皮の表面に入った傷が原因となって生じる。木の成長過程において、表面に傷が付くなどして組織が壊れてしまうと、その部分だけ成長が止まってしまう。するとその周辺部分が、傷の付いた部分を巻き込むようにして成長していき、製材した際に茶色い跡として残ることになる。このことから日本では「入り皮」と呼ばれている。

また、フレックはハードメイプルにしか入らないと言われることがあるが、実際にはソフトメイプルにも入るようだ。

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執筆者:タケ
ギター辞典コード辞典ボイトレ・音楽用語辞典の運営者。

ギター歴23年。

愛機:Stilblu #100、Black Cloud Aging Label #022、Gibson Les Paul Custom 

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