ギター用語

コンペティション・ストライプ ‐ フェンダー・ムスタングに入った3本の線

コンペティション・ストライプとは

コンペティション・ストライプは、ボディ表面に入れられる3本線の塗装のこと。ムスタングタイプのギターに見られることが多い。「コンペティション・ライン」「コンペティション・レーシング・ライン」「コンペティション・レーシング・ストライプ」等、様々な呼び方がある。

コンペティション(competition)には、「競争」「競技」「優劣を競う」といった意味がある。

Fender・Mustangとコンペティション・ストライプ

コンペティション・ストライプが見られるギターと言えば、Fender・ムスタング。ムスタングは1964年に発売されたギターだが、1968年から1973年頃までに製造されたムスタングにこのコンペティション・ストライプが施されている。

FenderのMustangは、アメリカの自動車メーカー・フォードのスポーツカー「Mustang(マスタング)」の名前が由来と言われる。そしてコンペティション・ストライプもまた、マスタングをはじめとした当時のアメリカン・スポーツカーで流行していたボンネットからトランクにかけてラインを入れたペイントで、Fenderもこの塗装を模したものと思われる。

スポーツカー界隈ではこのペイントは「レーシング・ストライプ」と呼ばれているようだ。


コンペティション・ストライプのギター

コンペティション・ストライプの入ったFender・Mustungと言えば、ニルヴァーナのカート・コバーンが『Smells Like Teen Spirit』のMVで使用していることで有名。

AKB48がバンド演奏に挑戦した楽曲『GIVE ME FIVE!』で高橋みなみが使用していたギターにもコンペティション・ストライプが入っている。こちらは1973年仕様のFender Japan「MG73/CO」というモデル。

Fenderから2018年に発売された限定モデル『Made in Japan Traditional 50s Stratocaster』は、コンペティション・ストライプの入ったストラトキャスター

2014年にFenderが発売した黒いボディに赤いラインが印象的なジャズマスター。

SCANDALのベース・TOMOMIは、コンペティション・ストライプの入ったベースを使用。Squire by Fenderからシグネイチャー・モデルも発売されていた。

コンペティション・ストライプのステッカーも市販されているので、気軽に試してみることもできる。

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執筆者:タケ
ギターコンシェルジュ運営者。愛機:Stilblu #100、Black Cloud Aging Label #022、Gibson Les Paul Custom日々、ギターのお勉強中。