ギター用語

ウォルナット − 硬くて衝撃に強く、狂いの少ない木材

ウォルナットとは

ウォルナットは、エレキギター/ベースのボディトップやネック材、アコースティックギターのサイド・バック材など幅広く使われる木材。木材としては「ウォルナット」あるいは「ウォールナット」と呼ばれるが、クルミ科クルミ属の木であり、「クルミの木」と言った方が馴染みがあるかもしれない。

楽器用に使われているウォルナットの多くはアメリカ産の「アメリカン・ウォルナット」で、別名「ブラック・ウォルナット」とも呼ばれている。北半球の温帯地域に広く分布しており、カナダで見られる「カナディアン・ウォルナット」や、ヨーロッパ南西部で見られるヨーロピアン・ウォルナット、また日本でも「オニグルミ」という名で自生している。

ウォルナットの製材の様子

ウォルナットの特徴

  • 強度が高く、狂いも少ない
  • 加工性や着色性が良い

強度が高く、狂いも少ない

ウォルナットは硬めの材質で衝撃に強く、狂いが少ないのが特徴。そのため、ネック材としてメイプル等と張り合わせた「3プライ」「5プライ」などのラミネート・ネックの強度を補強するために使われることも多い。狂いが少ないので、反りやねじれに強い。また同様に、強度が必要なスルーネックの材としても使われる。

メイプルとウォルナットの5プライ・ネック

スカンクストライプの埋め木としてウォルナットが使われることも多い。

スカンクストライプ
スカンクストライプ ‐ ネック裏の異なる色のラインのことスカンクストライプとは 「スカンクストライプ」は、ネックの裏に見られるネックとは違う色をしたラインのこと。「スカンクライン」とも言われ...

加工性や着色性が良い

加工や着色がしやすく、艶出し加工によって美しく仕上がる。ボディトップ材として使われることも多いが、そのルックスを再現した「ウォルナット・ステイン」というカラーもよく見られる。

SQUIERの「CLASSIC VIBE ’70S STRATOCASTER HSS PF Walnut」は、商品名に「Walnut」と入っているが、木材としてウォルナットが使われているわけではなく、ポプラ材のボディにウォルナットのカラーが施されているもの。

ウォルナットを使ったギター

CHARVEL MJ DK24 HSH 2PT NAT SEBNY

シャーベルの24フレットモデル。フィギュアド・ウォルナットをトップ材、バックにはマホガニーを使用している。
CHARVEL MJ DK24 HSH 2PT NAT SEBNY

CHARVEL MJ DK24 HSH 2PT NAT SEBNY

Ibanez PIA3761-PTP

アイバニーズのスティーヴ・ヴァイ・シグネチャーモデル。ネック部分でメイプルの間にウォルナットが挟まれた5プライ・ラミネートネックになっている。このモデル以外でもIbanezでは同様のネックが多く見られる。

PIA3761-PTP

Gibson L-OO Studio Walnut

スモールサイズのボディにサイド・バック材としてウォルナットを採用したギブソンの「L-OO Studio Walnut」。アコースティックギターのサイド・バック材として用いると、レスポンスと歯切れの良いサウンドが期待できる。

Gibson L-00 Studio 2019 Walnut Gibson L-00 Studio 2019 Walnut

ABOUT ME
執筆者:タケ
ギターコンシェルジュ運営者。
愛機:Stilblu #100、Black Cloud Aging Label #022、Gibson Les Paul Custom 
日々、ギターのお勉強中。